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★小選挙区制が導入された時からいつかは政権交代があると予想されたが、こんなにも早く実現するとは思ってもみなかった。戦後の一時期を除いて、ほとんどの期間、政権を担ってきた自民党の議員としては、正直なところ、野党になったという実感がまだ湧いてこなかった。★選挙後始めて上京し、朝早く宿舎から会館へ行く途中、自民党本部の前を通った時、普段なら、車と人でごった返している本部があまりにも閑散としているのに驚いた。それでも朝8時過ぎだから、その程度かなと一人納得していた。★会館の部屋へ入ると、秘書が「民主党の幹部の先生の部屋には、多くの役人が列をなして待っていますよ」と言ってくれた。廊下に出て見ると、民主党議員の部屋の前に椅子を並べているところもある。★世の習いとは言え、人の気持ちは変り易い。得意な時には人は寄って来る。失意に陥ると雲の子を散らすように逃げて行く。民主主義の下、選挙によって平和裏に政権が交代した。悔しい想いで一杯であるが、その現実を一日も早く受け入れねばならないのだろう★民主党中心の政権が発足した。マニフェスト(政権公約)に盛り込まれた施策が増税もなしに実現出来るのか。社民党との連立政権でわが国の安全保障政策は大丈夫なのか。補正予算を凍結すれば、地方に混乱をもたらすだけはないのか。いずれ近い将来、自民党の出番がやって来る。自民党は謙虚に反省し、冬の時代にしっかりと足腰を鍛え、来るべき時に備えなければならない。
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