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| ひと言 |
| ★安政5年、福沢諭吉が江戸鉄砲洲で慶応義塾を開いてから、今年150年を迎える。去る11月8日、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、150周年記念式典が盛大に行われた。一私立大学の創立記念式に天皇皇后両陛下が出席されるのは極めて異例なことではないか。★創立以来、慶応義塾が若者を教育し、政界・財界・教育界をはじめ各界各層に有為な人材を送り、日本の近代化に大きな役割を果たしたことを考えると、両陛下のご臨席もなるほどと頷ける面もある。★私は卒業後初めて、40年ぶりに日吉キャンパスを訪ねた。新しい校舎が建ち並び、昔の面影はほとんどなかった。緒方洪庵の「適塾」の大部屋で、雑魚寝しながら猛烈に勉強した福沢先生が見たら、びっくりするような立派な建物群である☆「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は福沢先生の有名な言葉である。人間は生まれながらに平等であるが、人生で貧富の差、身分の差が生まれるのは、学問をするか、しないかによると「学問のすすめ」の中で強調された。福沢先生の言う学問は、机上の学問、空理空論ではなく、いかに社会に有用な学問、つまり実学の重要性を説いた。昨今、都市と地方の格差が大きくなってきたと言われる。地方の再生には人材が鍵である。今こそ、福沢先生の「学問のすすめ」に学んで、地方においても独立心の強い、高い志を持った優秀な人材を造らなければならない。 |
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